2016-10-25
最終更新:2016-11-10
保育士試験って科目合格があるので、特に今回は後期試験というのもあって、全科目を受ける人って少ないんですよね。
試験会場に行っても座席が結構スカスカで。
と、思っていたら2日目の教育原理&社会的養護で一気に人口密度が上がりました笑
内容が難しいのと、教育原理・社会的養護の両科目10問ずつ、6割以上取らないといけないということは誤答できる問題数も4問までなので条件的にも厳しいというのがあるのかも知れませんね。
教育原理&社会養護終わった後、再び会場がスカスカになったので少し笑いました。
試験は30分経過した時点で退席可になり、次の科目の試験開始時間まで自習室で次の科目の勉強に当てられるのですが、みんな退席するのが本当に早い!
私もできれば退席して次科目に備えたり、並ばずにトイレを済ませたりしたかったのですが、どの科目も見直しまでしていたら時間いっぱいいっぱいでした…。
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あと思ったのが、科目毎の内容の大枠はあるのですが、細かく体系づけされていないので、似たような問題が別の科目で問われたりすることがある。
今回の私のように全科目一気に受験するなら、あまり細かく科目にこだわらず全体をまんべんなく勉強しておけばよいのですが、中途半端に再受験科目が残ると「勉強の範囲」という点で結構面倒くさいかも、と。
まぁ、それはまた試験結果が来てから考えましょう!
それでは1日目の試験の続き、行きましょう。
[社会福祉]はやっぱりこの問題じゃないでしょうか?!
問6 次の用語は、相談援助の展開過程に関する記述である。A~Gを展開過程の順に並べた場合の正しい組み合わせ一つ選びなさい。
A:アセスメント(assessment)
B:インテーク(intake)
C:プランニング(planning)
D:モニタリング(monitoring)
E:インターベンション(intervention)
F:ターミネーション(termination)
G:エバリュエーション(evaluation)
正答:3
正しい順序は
B:インテーク→A:アセスメント→C:プランニング→E:インターベンション→D:モニタリング→G:エバリュエーション→Fターミネーション
と並べて書かれても全くのワケワカメ状態。というかこれらの単語、この試験で初めて見たんですけど?これは完全に失点を意図して作ってるとしか思えない問題でした笑
ここまで分からないと、捨て問としてサッサと次に進めるので良いのですけどね。
て、言うかターミネーションて何?英単語の意味は「終了、終結、(契約などの)満期」ってことらしいけど、頭の中は完全に例のロボットが出てくる映画の、‘あの音楽'が流れてましたよね笑
問16 次の文は、相談援助等に関する専門用語についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A:フェースシートとは、利用者の氏名、住所、家族構成、健康状態、主訴等の概要が一目で理解できるように記録されたものである。
B:スーパービジョンとは、援助者が、専門的な助言や知識を必要とするとき、主に外部の専門家から助言等を受けることである。
C:生活モデルとは、社会福祉援助活動に生態学的な考え方を取り入れたもので、人と環境の相互作用を取り入れたアプローチである。
D:ソーシャルインクルージョンとは、社会的包含あるいは社会的包摂等と訳され、社会的に排除されやすい人々を地域社会の中で支え合い、助け合いながら暮らしていこうとする考え方である。
E:マッピング技法では、ジェノグラム、ファミリーマップ、エコマップ等がある。
正答:3
フェースシートの意味が分からなくて失点した問題です。先のターミネーター問題と言い、どうやらこの科目の問題作成者は「相談援助」の分野に一家言ありそうな気がする。
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[教育原理]は1問奇問がありましたね!笑
私はフランスかフィンランドどちらにするかで鉛筆ころがしました(←表現が死語)笑
自己採点の結果、私は[教育原理]&[社会的養護]は再受験になりそうです、いやん\(^O^)/
間違えたのはこの問題です。
問6 次のA~Cは、日本の教育についての記述である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A:鈴木三重吉が『赤い鳥』を創刊した。
B:東京女子師範学校付属幼稚園が創設された。
C:「教育二関スル勅語」(教育勅語)が発布された。
正答:4
東京女子師範学校付属幼稚園が1876年、教育勅語発布は1890年、鈴木三重吉『赤い鳥』創刊が1918年。
教育勅語発布の年代がイマイチ出てきませんでした。鈴木三重吉や東京女子師範学校絡みは、どのテキストでもガッツリやる内容だと思うのですが、教育勅語は盲点。
さて、皆さんパッと見た瞬間「えっ」と思ったであろう奇問です。
問8 次の図は、文部科学省の「諸外国の教育方針」2015(平成27)年版に示された、ある国の学校体系図であり、下はその説明の一部である。どこの国のものか、正しいものを一つ選びなさい。
就学前教育:就学前教育は、幼稚園又は小学校付設の幼児学級・幼児部で行われ、2~5歳児を対象とする。
義務教育:義務教育は6~16歳の10年である。義務教育は年齢で規定されている。留年等により、義務教育終了時点の教育段階は一定ではない。
初等教育:初等教育は、小学校で5年間行われる。
正答:4 フランス
おフランスの学校系統図らしいです。図の下に対象年齢等の情報が記載されていますが、フランス教育事情通の方以外にとってはあまり参考になる内容ではなかったんじゃないかと。それよりも図中の「コレージュ」とか「リセ」、「グランゼコール」といったキーワードがヒントになったのでは?
フランス語に多少通じてる方なら一発で分かっただろうし、英語圏ではないだろうなーという予測は立てられる問題でしたね。
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ハイ、今回私的に全然ダメダメうんこちゃんだった科目[社会的養護]行きましょう!
問8 次のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)の各施設(里親)における児童の入所(委託)時の年齢の構成割合が最も高いものとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A:母子生活支援施設-約10歳
B:児童自立支援施設-約13歳
C:里親-約2歳
D:児童養護施設-約6歳
正答:4
B:児童自立支援施設の13歳、C:里親の2歳が○で、他が×です。
じゃあ、母子生活と児養護は正しくは何歳が最も多いの?と言えば
母子生活支援施設→0歳
児童養護施設→2歳
原資料(リンク2ページ目の表2参照)では上記となっています。
ほほう、里親と児養護は同じ2歳なんですねぇ。母子生活の0歳はちょっと意外でした。そして自立支援だけ飛びぬけて特徴的ですね。
問9 次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)に基づく、ある施設種別の状況である。この内容に該当する施設種別として正しいものを一つ選びなさい。
- 「就学状況」は、「中学校」が約80%である。
- 「心身の状況」の「障害等あり」のうち「ADHD」が約15%である。
- 「学業の状況」で「遅れがある」が約60%である。
- 「養護問題発生理由」で一般的に「虐待」とされるものが40%である。
- 「児童の今後の見通し」では「保護者のもとへ復帰」が約60%である。
正答:5 児童自立支援施設
問8と同じ資料からの出題ですね。私は情緒障害児短期治療施設と誤答しました。他が一瞬で明らかに違うと分かる選択肢(児童厚生施設、児童発達支援センター)なので私と同様に情短か児童自立か、もしくは児童養護で迷った人が多いんじゃないでしょうか。
原資料見てもこれは結構、難問だったと言って良いのではないかと思いました。
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