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宇多田ヒカルのNew album「Fantome」 真夏の通り雨

2016年11月15日

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2016-11-15

宇多田ヒカルの久々のアルバム、出ましたねぇ。

「花束を君に」はNHKの朝の連続ドラマの主題歌でしたから、もう老老男女ご存知なんですよ笑

うちのおばあちゃんでも知ってます。紅白内定したみたいだしね。

ニュースZEROのテーマソング「真夏の通り雨」この曲が予想外に良くて、びっくりしました。

歌詞がすごい、良くて。

夜のニュースのテーマソングに相応しいかは多少疑問ですけど(笑)

主に失恋の曲だと思うのですが、この人の詞って直球でズドーンてきますね、比較的。

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とりあえず、「真夏の通り雨」の曲が分からないという方はこちらで歌詞と映像を見ることができます。

この人ってめっちゃくちゃ感受性が豊かな人なんだろうなぁって思いますね。現代では生きづらかろう。

思い出たちがふいに私を

乱暴に掴んで離さない

この歌詞流れてきた時ゾクッとしましたよ。よくぞこんな繊細な表現で曲作ってくれたなぁ、と。

基本的には失恋の歌だと捉えてよい思うけど、もっと広く捉えても良いのが宇多田ヒカルの曲の世界観だと思う。

要するに、自由。

個人的な好みとしては、こういう、どんよりした重たい歌が上手い歌い手ほど好き、の法則がありまして。

例えば吉井ロビンソンの「call me」とかも大っ好きです。お天気でいうならどんよりと重たい曇り空(笑)

 

恋愛してキラキラ楽しい!みたいな歌って聞いてて何も楽しくないです。恋愛を楽しんでいる時って基本的には誰かに歌ってもらうまでもなく、自分自身で楽しめますから。

あと「どんより」繋がりで言うと、ほんの一握りの人にしか伝わらないと思うけど2002年の吹奏楽コンクールの課題曲Ⅰ:吹奏楽のためのラメント、これも最高のどんより!(笑)

ラメント=嘆きですからね、そりゃあ暗いわ。終始一貫、最後まで救いのない曲調で終わるんですよ、マーチとは正反対。

この年の課題曲にこのラメントを選ぶ学校が本当に多くて、聞かされる方も、審査される方も本当にうんざりしたのではないでしょうか?明るいマーチとかならまだしも、ラメントですからね笑

 

しかし、もはや簡単すぎる曲こそ難しいというレベルに、毎年の吹奏楽コンクールは達していて。

とりあえず楽譜通り吹ければOKっていうのは、もはや一番初めの地区大会のレベルでもあり得ないんですよね。どこまで詰めて、仕上げられるか。

楽譜が簡単な曲ほど、差が歴然としてくるのが怖い世界です。で、このラメントってまさに「そういう」曲だったのだと思います。

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話がだいぶん逸れました、宇多田ヒカルのアルバム、他にも良曲ぞろいです。

「俺の彼女」のサビは‘女’の母性や本質なるものを端的に表していると思うし。

カラダよりずっと奥に招きたい  招きたい

カラダよりもっと奥に触りたい  触りたい

「二時間だけのバカンス」で椎名林檎とコラボしていたり。

アルバムのランキングでも普通に1位にいるあたり、人気の根強さを感じますね。

ってワケで脱線しまくりですが「Fantome」良かったよって話でした。

まだ聞き始めたばかりなので、新たな感想が芽生えたらまた書こう。

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